ぎっくり腰は癖になる?繰り返す原因と再発を防ぐ身体づくり

ぎっくり腰は癖になる?繰り返す原因と再発を防ぐ身体づくり

「また、ぎっくり腰になってしまった…」

「一度ぎっくり腰になると、癖になるんですか?」

ひなた鍼灸整骨院でも、このようなご相談をいただくことがあります。

ぎっくり腰を繰り返すと、「自分は腰が弱いから仕方ない」と思ってしまう方も少なくありません。

しかし大切なのは、単に「癖になった」と考えるのではなく、

なぜ腰に負担が集中しているのか?

を確認することです。

痛みが落ち着いても、

・身体を支える筋肉がうまく働いていない
・股関節が硬く、腰で動きを補っている
・腸腰筋など股関節まわりをうまく使えていない
・立ち方やかがみ方、物の持ち上げ方にクセがある

といった状態が残っていると、再び腰に負担がかかる可能性があります。

今回は、ぎっくり腰を繰り返す方に確認したい、

①多裂筋
②股関節の硬さ
③腸腰筋
④身体の使い方

という4つのポイントについて解説します。


ぎっくり腰は本当に「癖」になる?

「ぎっくり腰」は正式な病名ではなく、突然起こる強い腰痛を一般的に表した言葉です。

重い物を持ち上げた時だけでなく、

・床の物を取ろうとした
・顔を洗おうと前かがみになった
・くしゃみをした
・朝、布団から起き上がった

といった何気ない動作をきっかけに痛みが出ることもあります。

日本整形外科学会でも、ぎっくり腰は急に起こった強い腰痛の通称として説明されています。

大切なのは、

「最後に何をしたか」だけではなく、それまで腰にどのような負担が積み重なっていたのか

という視点です。

日本整形外科学会「ぎっくり腰」


① 多裂筋|腰を支える機能にも注目

ぎっくり腰を繰り返す方で確認したい筋肉の一つが、多裂筋(たれつきん)です。

多裂筋は背骨のすぐ近くにある深い筋肉で、背骨を安定させる働きに関係しています。

腰痛が起こった時には、単に「腰の筋肉が硬くなっている」というだけではなく、身体を支える筋肉が十分に働きにくくなっている場合があります。

急性腰痛患者を対象とした研究では、多裂筋の局所的な機能低下がみられ、痛みが改善しても自然には十分回復しなかった例が報告されています。

そのため、

「痛みがなくなった=腰を支える機能も完全に元通り」

とは限りません。

痛みが落ち着いてきた後には、身体の状態に合わせて「支える機能」を取り戻していくことも大切です。

※多裂筋の機能低下だけが、ぎっくり腰の原因という意味ではありません。腰痛にはさまざまな要因が関係します。


② 股関節が硬いと腰が代わりに動くことも

次に確認したいのが、股関節の動きです。

例えば、

・床の物を取る
・靴下を履く
・椅子から立ち上がる
・しゃがむ
・荷物を持ち上げる

こうした動作は、本来、腰だけで行うものではありません。

股関節や膝なども一緒に動くことで、身体全体に負担を分散しています。

ところが股関節が十分に動きにくくなると、

股関節が動きにくい

腰で動きを補う

腰に負担が集中する

という状態になることがあります。

そのため、ひなた鍼灸整骨院では腰痛の方でも、腰だけを見るのではなく、股関節がどの程度動いているかも確認します。

「腰が痛いから腰だけをほぐす」のではなく、腰に負担をかけている場所を探すことが大切です。


③ 腸腰筋|「硬いから伸ばす」だけではありません

股関節と一緒に確認したいのが、腸腰筋(ちょうようきん)です。

腸腰筋は身体の深いところにあり、股関節を曲げる動作などに関わります。

長時間のデスクワークや車の運転などで座っている時間が長い方は、股関節を大きく動かす機会が少なくなりがちです。

ここで注意したいのが、

「腸腰筋が硬い=とにかくストレッチすればいい」

と単純に考えないことです。

人によって、

・動きが小さくなっている
・左右差がある
・必要な場面でうまく使えていない
・ほかの部分で動きを補っている

など、身体の状態は異なります。

そのため、柔軟性だけでなく、

「股関節を必要な場面で使えているか」

という視点も重要です。


④ 身体の使い方|毎日の動作が腰への負担をつくる

そして、ぎっくり腰の再発予防を考えるうえで、ひなた鍼灸整骨院が特に大切にしているのが身体の使い方です。

例えば床の荷物を取る時。

股関節や膝をほとんど使わず、

腰だけを丸めて持ち上げる

という動きを毎日繰り返していれば、腰に負担が集中しやすくなります。

ほかにも、

・長時間同じ姿勢で座る
・いつも片側に体重をかけて立つ
・片側ばかりで荷物を持つ
・腰だけを曲げて床の物を取る
・身体をねじりながら重い物を持つ

など、日常生活の中には身体のクセがたくさんあります。

施術で身体を整えても、毎日何十回、何百回と行う身体の使い方が変わらなければ、再び同じ部分に負担がかかる可能性があります。

だからこそ、

「どこが痛いか」だけでなく、「普段どう動いているか」まで確認する。

これが大切だと考えています。


ぎっくり腰の再発予防|整える→支える→動かす→習慣にする

ひなた鍼灸整骨院では、ぎっくり腰を繰り返す方に対して、痛みのある腰だけを見るのではありません。

① 整える

姿勢や骨盤、股関節など身体全体の状態を確認します。

一部分に負担が集中していないかを確認し、身体を動かしやすい状態へ整えていきます。

② 支える

身体を整えた後は、その状態を自分の身体で支えることも重要です。

多裂筋などのインナーマッスルを含め、身体を安定させる機能を確認します。

③ 動かす

股関節や腸腰筋などを確認し、腰だけに頼らず身体全体を使って動ける状態を目指します。

④ 習慣にする

最後に、

・立ち方
・歩き方
・しゃがみ方
・物の持ち上げ方

など、普段の身体の使い方につなげていきます。

整える → 支える → 動かす → 習慣にする

施術を受けている時間だけではなく、普段の生活で身体をどう使うかまで考えることが、再発予防では重要です


痛みがなくなったところをゴールにしない

ぎっくり腰になった直後は、

「とにかく早くこの痛みを何とかしたい」

と思うのは当然です。

強い痛みに対する対応は重要です。

しかし、痛みが落ち着いた後に、

「なぜ今回、腰に負担が集中したのか?」

を考えることも大切です。

多裂筋など身体を支える機能はどうか。

股関節はしっかり動いているか。

腸腰筋など股関節まわりを使えているか。

そして、普段どのような身体の使い方をしているか。

ひなた鍼灸整骨院では、痛い場所だけではなく、こうした身体全体の状態を確認することを大切にしています。

詳しい考え方については、当院の治療方針もご覧ください。

ひなた鍼灸整骨院「治療方針」


こんな腰痛は整形外科などの医療機関へ

急に起こった腰痛が、すべて一般的な「ぎっくり腰」とは限りません。

特に、

・脚の強いしびれや力の入りにくさがある
・排尿や排便に異常がある
・発熱を伴っている
・安静にしていても強い痛みが続く
・転倒や事故の後から強く痛む
・時間とともに症状が悪化している

などの場合は、自己判断せず医療機関を受診してください。

腰痛については、日本整形外科学会の情報も参考になります。

日本整形外科学会「腰痛」


まとめ|「腰が弱い」で終わらせない身体づくりを

ぎっくり腰を何度も繰り返すと、

「もう癖になっている」

「自分は腰が弱いから仕方がない」

と思ってしまうかもしれません。

しかし大切なのは、

なぜ腰へ負担が集中しているのか?

を確認することです。

・多裂筋など身体を支える機能
・股関節の動き
・腸腰筋など股関節まわりの状態
・毎日の身体の使い方

こうした部分まで一つずつ確認していくことが、再発しにくい身体づくりにつながります。

ひなた鍼灸整骨院では、

構造・栄養・運動・血流

という視点から身体を考え、

「習慣を変え、身体を変え、未来を変える」

ことを大切にしています。

目指すのは、その場の痛みだけを楽にすることではありません。

10年後、「あの時、身体を見直して良かった」と思える身体づくり。

豊中市上新田、千里中央・桃山台周辺で、ぎっくり腰を繰り返している方や腰痛でお悩みの方は、ひなた鍼灸整骨院までご相談ください。

営業時間

【月・火・水・金】8:30~20:00

【木曜日】8:30~12:00

【土曜日】8:30~14:00

当院はご予約の患者様優先となっています。

【定休日】日曜・祝日

アクセス

【住所】〒560-0085 大阪府豊中市上新田4-25-3 タカダビル1階

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