「首や肩がいつもガチガチに凝っている」
「右手の小指や薬指がしびれる」
「猫背や巻き肩を改善したい」
「無意識に歯を食いしばってしまう」
「夕方や雨の日になると頭痛が出る」
このようなお悩みはありませんか?
首肩こりというと、首や肩の筋肉だけが原因だと思われがちですが、姿勢や胸郭・骨盤の動き、身体を支える筋肉の働きなどが関係している場合もあります。
今回は、豊中市上新田のひなた鍼灸整骨院に来院された、首肩こり・右手のしびれ・猫背・巻き肩にお悩みの患者様の症例をご紹介します。
当院では、痛みのある場所だけでなく、身体全体のバランスや筋肉の働きを確認し、負担がかかりにくい身体づくりを目指しています。
今回の患者様のお悩み
今回の患者様は、以前から首や肩の強いこりを感じており、ここ1〜2週間で右手の小指と薬指のしびれが気になるようになっていました。
さらに、高校生の頃から食いしばりや歯ぎしりが続いており、歯のすり減りや左右差も気になっていたそうです。
主なお悩みは以下のとおりです。
・慢性的な首肩こり
・右手の小指と薬指のしびれ
・猫背、巻き肩などの姿勢の崩れ
・夕方や雨の日、疲労時に起こる頭痛
・疲れやすく、身体の力を抜くことが苦手
・長年の食いしばり、歯ぎしり
以前には、肘の尺骨神経に関係する痛みやしびれに対して、お薬を服用されていたこともありました。
そこで今回は、首や肩だけでなく、神経症状の確認と身体全体の姿勢・動作検査を行いました。
手のしびれは首だけが原因とは限りません
手のしびれは、首の神経だけでなく、肘や手首などの末梢神経が関係している場合があります。
特に、小指や薬指のしびれでは、肘の内側を通る尺骨神経が圧迫される「肘部管症候群」なども考える必要があります。
日本整形外科学会でも、肘部管症候群の初期症状として、小指と薬指の一部にしびれが現れることが紹介されています。
今回の検査では、首を回したり後ろに反らしたり、軽い圧迫負荷をかけたりしても、手のしびれは強くなりませんでした。
ただし、これだけで首や肘の神経障害がないと判断することはできません。
しびれが続く場合や悪化する場合には、整形外科での検査が大切です。
当院では、こうした点も踏まえながら、首肩の筋肉の緊張や姿勢の問題について評価しました。
検査で分かった3つの身体の問題
1.猫背・巻き肩と胸郭の動きの低下
姿勢を確認すると、肩が前に入り込む巻き肩傾向があり、肩甲骨が持ち上がりやすい状態でした。
さらに、胸郭と骨盤にねじれが見られ、肩を上げる動きにも制限がありました。
胸郭や肩甲骨が十分に動かない状態では、首や肩の筋肉に負担がかかる場合があります。
特に、肩を無意識にすくめる癖がある方は、首周囲の筋肉が緊張しやすくなります。
今回の患者様も、首肩周囲の筋肉に強い緊張が確認されました。
2.骨盤の歪みとインナーマッスルの機能低下
今回、特に注目したのが、身体を支えるインナーマッスルの働きです。
検査では、骨盤の傾きや左右差、股関節の動きに制限が見られました。
さらに、インナーマッスルの検査では、姿勢を安定させる働きにも左右差が確認されました。
体幹の筋肉が十分に働かないと、姿勢を保つために他の筋肉が過剰に働く場合があります。
そのため当院では、首肩こりの患者様にも、必要に応じて骨盤・股関節・体幹機能の検査を行っています。
3.食いしばりと首周囲の筋肉の緊張
今回の患者様は、長年の食いしばりや歯ぎしりも大きなお悩みでした。
検査では、特に左側の噛む筋肉(咀嚼筋)が硬くなっており、首の前側にある胸鎖乳突筋にも緊張が見られました。
食いしばりには、ストレスや睡眠の状態、噛み合わせなど、さまざまな要因が関係します。
顎と首周囲の筋肉は互いに関連するため、今回は首肩の緊張とあわせて確認しました。
血管スコープとハイボルト検査で身体の状態を確認

血管スコープによる毛細血管の観察
当院では、必要に応じて血管スコープを用い、指先の毛細血管の形や見え方を確認しています。
今回、観察したところ、毛細血管が短く見え、折り返し部分が中心に確認されました。
毛細血管の見え方には個人差や測定条件の影響があるため、この結果だけで全身の血流不良や自律神経の異常を判断することはできません。
他の身体の検査と組み合わせて、状態を把握するための補助的な情報として活用しています。
ハイボルト検査で筋肉の働きを確認
続いて、ハイボルトを使用して腹部の筋肉に電気刺激を加え、身体の反応を確認しました。
電気刺激前には、右脚を持ち上げた際の保持力が弱く、動きにも制限がありました。
しかし、腹部への刺激後に再検査すると、
・右脚を持ち上げる動きが改善
・脚を保持する力が向上
という変化が確認されました。
このことから、腹部の筋肉への刺激によって動作に変化が生じたことが分かりました。
ただし、これだけでインナーマッスルの機能低下が首肩こりの直接的な原因と断定できるわけではありません。
当院では、こうした検査結果も参考にしながら、患者様に合った施術や運動療法を検討しています。
骨格矯正と胸郭の運動療法を実施
今回の施術では、トムソンテーブルを使用した骨格矯正と、ストレッチポールを使った運動療法を行いました。
トムソンテーブルによる骨盤・骨格矯正
骨盤や股関節の動きを確認しながら、身体への負担に配慮した骨格矯正を行いました。
今回の患者様は、骨盤の左右差や股関節の可動域制限が見られたため、身体全体のバランスを確認しながら施術しました。
ストレッチポールによる胸郭の運動療法
続いて、ストレッチポールを使用して胸郭や肩甲骨の動きを引き出す運動を行いました。
猫背や巻き肩のある方は、背中が丸まった姿勢で固まりやすく、胸を開く動きが少なくなっていることがあります。
ストレッチポールを使いながら、無理のない範囲で胸郭を動かし、肩甲骨が動きやすい状態を目指しました。

施術後に確認できた身体の変化
施術前後の検査では、次のような変化が確認できました。
・肩を上げる可動域が改善
・股関節の動きが改善
・骨盤や身体の左右差に変化
・胸郭や肩甲骨の動きが改善
施術によって、身体を動かしやすい状態になったことが確認できました。
今後も症状の経過を確認しながら、施術内容を調整していきます。
大切なのは姿勢を整えた後、正しく支えられる身体をつくること
ひなた鍼灸整骨院が大切にしているのは、身体を整えるだけで終わらないことです。
骨格矯正によって動きやすい状態になっても、普段の姿勢や身体の使い方が変わらなければ、首肩に負担がかかり続ける可能性があります。
そのため、当院では次の3つを重視しています。
構造を整える
骨盤・背骨・胸郭・肩甲骨などの動きを整え、身体が動きやすい状態を目指します。
身体を正しく動かす
腹横筋や腸腰筋など、姿勢を支える筋肉の働きに着目し、運動療法を行います。
日常生活の習慣を変える
立ち方・座り方・力の抜き方・セルフケアを身につけ、身体への負担を減らすことを目指します。
次回は、インナーマッスルを刺激するEMSの体験も予定しています。
EMSは運動療法を補助する選択肢として活用し、ご自身で身体を支え、動かせる状態を目指します。
ご自宅で取り組んでいただくセルフケア
今回の患者様には、日常生活でも取り組めるセルフケアをお伝えしました。
正しい立ち姿勢を確認する
足裏全体で床を感じながら立ち、骨盤や胸郭が無理なく積み重なる位置を探します。
お腹やお尻を強く締め続けるのではなく、自然に呼吸できる姿勢を意識しましょう。
食いしばりに気づく習慣をつける
日中、無意識に上下の歯を接触させていないか確認します。
顎の周囲を強く押しすぎず、頭の筋肉を優しくほぐすこともお伝えしました。
長年の歯ぎしりや歯の摩耗がある場合には、歯科での確認も大切です。
首肩こりを繰り返さないために|ひなた鍼灸整骨院の考え方
日本整形外科学会でも、肩こりに関係する要因として、猫背や前かがみの姿勢、長時間の同じ姿勢、運動不足などが挙げられています。
参考:日本整形外科学会|肩こり
当院では、首や肩がつらいからといって、首肩だけを施術するのではなく、骨盤・股関節・胸郭・体幹機能まで確認しています。
大切なのは、その場の変化だけではありません。
姿勢を整え、身体を正しく使う習慣を身につけることが、長期的な身体づくりにつながると考えています。
「なぜ首肩に負担がかかるのか?」
その原因を身体全体から考え、患者様一人ひとりに合わせた施術とセルフケアをご提案しています。
当院の施術方針については、こちらもご覧ください。
豊中市で首肩こり・猫背・巻き肩にお悩みの方へ
「マッサージを受けてもすぐ肩が凝る」
「首や肩がいつも緊張している」
「猫背や巻き肩を改善したい」
「姿勢を整えて、疲れにくい身体を目指したい」
このようなお悩みの方は、身体の使い方や姿勢を見直すことも選択肢のひとつです。
豊中市上新田のひなた鍼灸整骨院では、姿勢検査・可動域検査・筋機能の評価をもとに、一人ひとりに合わせた施術と運動療法をご提案しています。
なお、手のしびれが続く、強くなる、指に力が入りにくい場合は、早めに整形外科や手外科でご相談ください。
身体を変え、習慣を変え、10年後を変えていく。
10年後に「あの時、始めてよかった」と思える身体づくりを、一緒に目指していきましょう。
ひなた鍼灸整骨院
大阪府豊中市上新田
千里中央駅・桃山台駅周辺
※本記事は個別の施術記録をもとに、個人が特定されないよう再構成した症例紹介です。施術後の変化には個人差があり、特定の症状の改善を保証するものではありません。
営業時間
【月・火・水・金】8:30~20:00
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